すきなもの を すきなだけ

移住のこと、趣味のこと、自分の生活のことを自由に書いていきます。

田舎の人間が、別の田舎で仕事を探しました。

こんにちは、皆様いかがお過ごしでしょうか。

かなり前からですが、すっかり暑くなり、うちの近くでもセミがミンミン鳴いています。

田んぼの緑色も一層密度を増してきています。

私は、吹き抜ける風で揺れるこの時期の稲が大好きだったりします。

(また写真撮りにいかないと…)

そういう自然の何気ない変化に夏を感じられるのが、田舎のいいところだなとしみじみ感じます。20代前半の言うこととは思えませんね。

 

今回はかなりスムーズに書き始めることができたので、その流れで

なぜ鳥取に就職、移住しようと思ったの?

をお話ししようと思います。(面接の際によく聞かれました。)

まず、前回もお話したように、私は奈良生まれの奈良育ちです。田舎です。

しかも、大学生になるまで電車通学をしたことがありませんでした。

そんな私が、神戸の大学に合格して、奈良の実家から毎日片道2時間かけて通学していると、いろいろ思うことがあります。

神戸までは大阪を経由していくため、朝の通勤ラッシュと私の通学時間が重なり、満員電車。

周りの人は我先に座ろうとして席の奪い合い。

敗北すれば1時間は立ちっぱなしです。

駅に止まる度に、ものすごい人が乗り込んできて、正直それだけで疲れてしまいます。

大阪なんて、降り立ったが最後、まともに歩くこともできません。

今となってはだいぶマシになりましたが、それでも自分のペースでは歩けません。

つまり、私は人混みが苦手だったんです。

今まで経験したことがなかったので、そのことに気づくのがとても遅くなってしまいましたが。

それで、都会で働くのは向いていないのではないかと考えるようになりました。

田舎は人が少なく、みんな自分のペースで生活できている印象があります。

道を歩いて人にぶつかるなんてことありませんし。快適ですよね。

 

次に、大企業に入りたくなかった。これも大きな理由です。

もともと独立して何かしたい、自分で一から仕事をしたいという気持ちが強かったのですが、行動に移せていない時点でアウトですね。

大企業には、もちろん優秀な人もたくさんいて、日々周りから刺激を受けて仕事ができる環境だとは思います。

ただ、偏見かもしれないのですが、大企業によくある細分化された仕事の一部分を担当するというところにどうも魅力を感じることができませんでした。

そりゃそうですよ、一部分を極めたって独立できませんから。

それで、大企業には入らないと決めました。

ただ、これはかなり悩みました。

新卒かつ、関西ではだいたい名の通る大学を出たという、そこそこ貴重なカードを捨ててまで、大企業を諦めるのか。

いったん捨てれば二度と取り返すことはできないし、もちろん時間を戻すこともできません。

母にも散々相談しましたが、もらった言葉は「自分のやりたいようにすればいい」でした。

自分で決めろということですね。ますます悩みます。

自分のやりたいことって何だろう、将来どんな生活を送りたいだろう、就活中なら誰でも考えるようなことを私も同じように考えていました。

しかし私のやりたいことは、一貫して「人とは違った、おもしろいこと」です。

だから起業したいなんて言ってたんです。

大企業なんてみんなが行きたがる。

どうせ人混みも苦手だし、そんなところで仕事なんかすれば3年も経たずに死ぬなと思いました。大袈裟にも程がありますが。

それなら私は、あえて田舎でおもしろいことをしたい。

大好きな自然に囲まれて、自分のやりたいことができて、それなら幸せだと思えるかもしれない。

今はそんな期待でいっぱいです。楽しみです。

必ずしも楽しいことばかりではないとは重々承知しています。

けれど、まだ今は自分の選択が間違っているなんで1ミリも思いません。

 

じゃあなんで鳥取なの?奈良でもいいじゃん!と言われそうですが、(実際に面接でも聞かれて、御社の希望にかなった答えではなかったようでまんまと落とされました。)

私はとある事情で(※まあまあ重要そうだけどそんなに重要でもない)大学生になってから、就活を除いて鳥取を3~4回ほど訪れました。

鳥取というとやはり砂丘が有名で、もちろん私も行きましたがそれだけではなく、海がものすごく綺麗で、私が今まで見た中で一番といってもいいくらいの透明度でした。

出会う方はみんな優しく、よそ者の私にまで「こんにちは」や「暑いね~」など声をかけていただきました。

車に乗せていただいたことも、1度や2度ではありません。ヒッチハイクしたわけではありませんよ!

今思い出しても涙がでてきます。

大阪を歩いていてそんなことは1度たりともありません。

あんなにたくさん人がいるのに。

ぶつかって舌打ちされたり睨まれることしかなかったのに。

そう思ったら、こんなに温かい人たちに囲まれて生活できれば、自分も少しは優しい人になれるのではないかと思いましたし、何か恩返しがしたいと思いました。

地方創生に興味を持ち始めたのも、定かではないのですがおそらくこのあたりだったと思います。

そういうわけで、私は鳥取に住みたい!と強く思うようになっていったのです。

住むためには仕事がなければいけないので、必然的に鳥取で就活することになります。

 

重要なことを忘れていないか?そうです。なぜ大学生になってから突然鳥取に何回も行くようになったのか。それはまた次の機会に。

だんだん調子がでてきました。文字書きの才能がある気もしてきましたよ。笑

自己満足で書き連ねているだけなのですが、おもしろいと思って読んでもらえて、自分も移住してみたいと思ってもらえれば私としても嬉しく思います。

 

たなか りな